日台ITビジネスアライアンス交流会


 

 10月27日、東京・新宿の京王プラザホテルで、2010年日台ITビジネスアライアンス交流会が開かれた。この會は、日台双方の情報サービス産業の交流を行うため、毎年行われているもので、台湾からは中華民国情報産業協会の劉瑞隆理事長を団長とした「日本商機交流訪問団」が訪れ、日本の社団法人情報サービス産業協会がそれを受ける形で行われている。



 交流会に先立って行われた挨拶では、台北駐日経済文化代表処の余吉政経済組長も立ち、特に今回のセミナーでは、ECFAの良い影響がいかに台湾にあり、それを日本の情報サービス産業との「協業」でいかに大きなものにしていくか、ということが語られた。日本からは(社)情報サービス産業協会(JISA)の杉山尋美副会長が挨拶した。

 交流会のプログラムの最初のセミナーでは、両岸で結ばれた「制限つきFTA」であるECFAとその影響によって、台湾と中国がこれからどんな経済関係を築いていくのか、などが語られた。特に情報サービス産業では、これまで認められなかった台湾企業の大陸でのサービス展開などが認められることや、知財関連の条約も結ばれ、大陸で展開されるソフトウエアなどの「知財」が保護の対象となることなどが語られた。

 また、日本と台湾の関係については、台湾が中国市場へのゲートウェィを開き、日本が技術と金融でそれをささえ、お互いがWin-Winの関係を築いていくことができることなどが語られた。

 全体として、台湾、中国では大きく重要なキーワードでありながら日本にはあまり知られていない「ECFA」というキーワードが語られ、日本でもそれを十分に活用してほしい、という内容であったと言えるだろう。ECFAは両岸のものであると同時に、世界に開かれた中国のマーケットを作るものであり、そこで台湾が重要な位置を占める、ということが、特に情報サービス産業においてよくわかる、という内容だった。台湾と日本の情報サービス産業は、ECFAによって活性化するかもしれない。

台湾新聞 Business Exchange: 日台ITビジネスアライアンス交流会
http://taiwannp.mita.minato.tokyo.jp/article.php/20101027155137797